湿度も気温も上がってくるこれから夏にかけての季節、ときどきファンタスティックな香りがするロードバイク乗りをお見かけするようになります。
臭いについては体質的な部分が少なからずあるので完璧に無臭にすることは難しいところですが、ジャージを清潔にするなど意識して気をつけることで改善できることは多々あります。
そこで、今すぐにできることと、日頃から気をつけるべきことの2つの観点から、本当に効くニオイ対策をお伝えします。
Contents
1. 今すぐにできる臭い対策
ライド前
① 制汗消臭剤を使う
サイクルウェアを着る前に、汗をかきやすい股や脇などを中心に制汗剤を使用します。
抗菌作用のあるデオドラント剤であれば、細菌の増殖を抑えて臭いを減らすことができます。
激しいライドの場合は持続時間が短めになるものの、やるとやらないでは後に大きな差が出ます。
制汗消臭剤の中でも最強に臭いに効くソフトストーン。持続効果はデオドラントウォーターの比ではなく、朝塗ればライドでも効果がずっと続きます。臭いの悩みが強かった方にまずはおすすめ。
② シャモアクリームを使う
シャモアクリームは股の摩擦を軽減して炎症を抑えるためのものですが、抗菌作用もあるため汗をかきやすい股周辺を清潔に保ってくれます。
股のムレは個人的には一番不快感を感じるので、周囲への臭い対策だけでなく自分も気持ち良くなるために使います。
アソスのシャーミークリーム は抗菌作用+メントールで夏場のライドに最適。
ライド中
③ 水分を多めに摂取する
水分摂取量と流れる汗の量はほとんど相関関係がありません。
しかし体内の水分が不足すると、汗をかいたときに汗の成分が濃くなり、排出される臭いが強くなってしまいます。
そのため臭い対策のためには、いつもより多めに水分を摂取することを習慣にします。
④ 休憩時にデオドラントシートで身体を拭く
ライド前に使った制汗剤の効き目も、モノによってはしばらく乗ると消えてしまうので、雑菌の増殖を抑えるためにも汗をかいたらできるだけ素早く拭き取ることが大事。
バックポケットに携帯タイプのデオドラントシートを入れておいて、休憩するときにさっと身体の汗を拭き取ります。
どのデオシートを使うかは好みですが、個人的にはメンズタイプは刺激が強すぎると感じるので、Ag+のシャワーシートを使っています。持ち運ぶにもちょうど良い大きさ。
ライド後
⑤ ジャージは「脱・即・洗」
サイクリングから帰ってきたら、すぐにジャージを脱いで洗濯機を回します。
そのまま洗濯カゴに放置はNG。雑菌が繁殖し、後日洗濯しても臭いが落ち切らないことも。ウェアが臭うサイクリストは一定数いるので、その場合は洗濯に気を遣うことが大事です。
もし洗濯しても臭いが落ちない場合は、洗濯のすすぎのときに除菌剤の「Persil(パーシル) 」を使うことを超絶おすすめします。
ドイツ製の除菌剤で、除菌率99.9%と謳っている通り、日本製のワイドハイターなどで落ちなかった臭いにもしっかり効きます。知り合いの美容師に教えてもらって使い始めたのですが、梅雨時は厚手のタオルなどほかの洗濯物にも使えたりとめっちゃ実用的。
2. 日常で気をつける臭い対策
制汗剤などを使うのはあくまで対処療法なので、根本的に臭いを解消するには生活習慣を改善することが大事です。
⑥ 「良質な」動物性タンパクを摂取する
動物性タンパク(肉類・乳製品・卵)は最も体臭の原因になりやすい食べ物です。なので単純にこれらのものを食べなければ体臭は改善されますが、体づくりには動物性のタンパク質は不可欠。
そこで、なるべく「良質な肉」を摂取することを心がけましょう。ここでいう良質というのは、ファーストフードや外国産の安い肉ではなく、スーパーなどで売っている国産の肉や魚のことを指します。
総じて外食は、安い肉と濃い味付けの組み合わせで体臭に影響が出やすいので、できるだけ自宅で良質な肉を使って調理するようのがおすすめ。
⑦ 水分×食物繊維×女性ホルモンを摂取する
水分は老廃物の排出を促し、食物繊維は腸内環境を整え、女性ホルモンは臭いの元になる皮脂の酸化を抑える作用があるので、これら3つは体内環境を整えて臭いを元から取り除くのに不可欠です。
手軽に摂取できるものとしておすすめなのがグラノーラに豆乳をかけた朝食。
グラノーラは食物繊維がたっぷりで、豆乳に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じ働きをすると言われています。忙しい時でもさっと食べられるので毎日簡単に継続できます。
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⑧ お風呂ではちゃんと湯船につかる
暖かくなるとシャワーで済ましてしまいがちですが、臭い対策のためにはしっかり湯船につかるのが効果的です。湯船につかると汗腺機能が高まるので、老廃物が溜まりにくくなります。
38度くらいのお湯で30分くらい半身浴するのが理想的ですが、毎日半身浴を行うのは時間的に大変だと思うので、普段は短時間でも湯船につかることを習慣化します。
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ロードバイク乗りはコンビニや飲食店などに立ち寄ることもあると思いますが、そんなとき周りの一般客に不快な思いをさせないためにも、汗をかきやすい季節は一層臭いに気を遣っていきたいですね。