ビンディングシューズ購入ガイド&おすすめブランド8選

ビンディングシューズ購入ガイド

足元を固めよう。

優れたサイクリングシューズはサイクリストのパフォーマンスを引き出してくれるもの。
固定式ビンディングシューズには、ペダルの互換性や締め付けの調整方法によっていくつかのタイプがあり、その中から予算や用途に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。
そこで自分に合ったシューズを見つけられるように、選び方から主要メーカーまで必要な情報をまとめていきます。

text/Tats@tats_lovecyclist

1. クリートタイプの選択

3穴クリート/2穴クリート

2穴か3穴か

ビンディングシューズ探しは、クリートタイプの選択から始まります。
クリートとはペダルとシューズを固定するための留め具で、パワー伝達力の高い3穴タイプ歩行性能の高い2穴タイプに分けられます。

初心者には外しやすい2穴タイプをおすすめするという意見もありますが、クリートタイプは乗り手のレベルではなく用途に応じて選ぶもの
たとえ初心者でもしっかり走り込みたいタイプであれば、3穴でもすぐに慣れることができます。
逆に初心者でなくとも、シューズを履いて歩行することが多い通勤やツーリング、また競技は異なりますがシクロクロスの場合は2穴を選択します。

本稿は一般的なロードサイクリングでの使用を前提とした3穴タイプシューズの購入ガイドとなります。

クリートタイプと対応ペダル

クリートタイプに合わせて、以下のように各メーカーがのペダルの規格をラインナップしています。

クリートタイプ ペダルの種類
2穴 シマノ(SPD) など
3穴 シマノ(SPD-SL)
LOOK(Keo)
TIME(Xpresso)
4穴* SPEEDPLAY

*スピードプレイのみ4穴。4穴専用シューズを展開しているメーカーもありますが、一般的にはシムと呼ばれる3穴変換プレートを使って、3穴のシューズで使用します。

ペダルの選択については以下の記事を参照してください。

 

2. 留め具の選択

ビンディングシューズの留め具は4タイプありますが、それぞれデザイン・調整のしやすさ・フィット感などに違いがあり、自身が重視するポイントで絞り込みます。

シューレース(紐)タイプ

軽量&高いフィット感

シューレースタイプ

シューレースタイプは靴紐でフィッティングを調整するシンプルな構造のため、軽量で高いフィット感が特徴。
また足元がすっきりするので、ウェアと合わせたスタイルの統一感を重視したいときには最高の相性。
ただ脱着や走行中の調整に手間がかかる点がデメリットです。

ベルクロタイプ

エントリー向けの手頃なモデル

ベルクロタイプ

ベルクロタイプはエントリーモデルに採用されていることが多く、予算が限られている場合に最適。手軽に脱着できますが、長時間着用していると緩みやすいという弱点も(モデルによって差異はある)。
軽量なので、一部ハイエンドモデルはクライマー用シューズとしても用いられています。

ラチェットタイプ

安定感のあるミッドレンジモデル

ラチェットタイプ

足首にラチェット式のバックルを配置した、ミドルレンジのモデルに多いタイプ。バックルで足首をしっかり固定できるので安定感はあるものの、走行中に緩めにくいのがデメリット。
現在ではロードシューズのトレンドから外れています。

ダイヤルタイプ

高パフォーマンスのハイエンド系

ダイヤルタイプ

ハイエンドシューズでは最も一般的なダイヤルタイプ。脱着がスムーズで、走行中の細かな調整もしやすいため、パフォーマンス観点でほかのタイプを上回ります。
ワールドツアーで戦う選手のシューズをみても、ほとんどがダイヤルタイプを履いていることがわかります。

近年ではこの基本4タイプを応用し、[シューレース×ベルクロ]や[ダイヤル×ベルクロ]といったハイブリッドモデルも登場。
よりフィット感を高めるテクニカルな構造が用いられるようになっており、選択肢が多様化しています。

 

3. グレードによる性能差

1万円台〜7万円台と幅広い価格帯のロードシューズ。グレードによって以下のような性能差があります。

重量

平均的なシューズの重量は片脚250g前後。ハイエンドモデルの方がより軽量になり、最軽量モデルでは150gほどになるシューズもあります。
特にヒルクライムでは、シューズはバイク本体と合わせて軽量化の対象になる部分。ただ軽いシューズは耐久性が落ちる場合もあるので注意が必要です。

ソールの素材

ソールの素材は、「樹脂製」「カーボン+樹脂」「フルカーボン」の順にグレードアップします。後者ほど硬くて軽量。
ソールが硬いほど、踏み込みの力がロスしにくくなります。
ただ相性やライドスタイルなどにより、硬すぎるソールは万人に合うわけではありません。

フィット感

ハイエンドモデルの中には、部位ごとに素材を変えることで、よりフィット感を高めるように形成しているものもあります。
ただ足の形はひとりひとり異なるため、まずは自分の足の形に合ったメーカーを見つけることが第一歩

デザイン

価格帯による最もわかりやすい差別要因がデザイン。多くのハイエンドモデルは仕上がりが美しく、比較すると高価な方に目移りしてしまうかもしれません。

※熱成形インソールについて

上位モデルの中には、足裏の凹凸に合わせてインソールを熱成形することができるものがあります。熱成形インソールは、靴の中で足が動かず、効率的なパワー伝達が可能になるもの。
ただし成形は1発勝負なので高価な費用を出しても失敗する可能性があり、寿命も長くないというデメリットも。さらにSolestarのような優れたインソールが流通する現在では、熱成形は過去ほどメジャーな選択肢ではなくなっています。

 

4. 定番シューズブランド4選

ただパフォーマンスを求めるだけでなく、自分のスタイルに合ったシューズを探すのはひとつの楽しみ。まずは日本人の足型(幅広・甲高)にもフィットしやすい定番の4ブランドを紹介します。
*ピックアップするシューズはすべて3穴タイプです。

GIRO – ジロ

シューレースを基調とした先進的なモデル群

GIRO主要ロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク
Imperial 215g ¥54,780 Wiggle
Giro初の2ダイヤル搭載

Empire SLX 185g ¥49,280 Wiggle
定番モデルの軽量進化系

Empire 225g ¥38,280 Wiggle
伝統的レースアップシューズ

Regime 265g ¥32,780 Wiggle
快適性を重視したセカンドグレード

2010年からロードシューズを展開している米国メーカー。「紐靴といえばGIRO」と多くのサイクリストが連想するほど、シューレースタイプをはじめとしたモデルを展開しています。これまでは細身の足型が特徴でしたが、2019年のリニューアルによって、全体的に日本人にも合わせやすい足幅へと変更されました。

●Imperial:Giroが初めてBOAを搭載したモデル。2ダイヤルで215gという軽さと、Empire SLX同様に足馴染みが良い超軽量メッシュアッパーが特徴。

Empire SLX:定番のレースアップシューズ「Empire」が軽量進化したモデル。大幅なデザインの変更によってアッパー側が馴染みやすくなり、足幅のワイド化と合わせてよりフィット感が増している。

●Empire:根強い人気を誇る旧型Empireもブラッシュアップ版として継続。つま先部分のワイド化、しなやかなマイクロファイバーアッパーの採用、アウトソールのアップデートなど、色褪せない紐靴スタイルを永遠のものにする進化を手にしている。

●Regime:快適性を追求したミドルグレードBOAシューズ。Imperialと同じアッパー素材「SYNCHWIRE」とカーボンコンポジットソールで足馴染みが良いつくり。

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Fi’zi:k – フィジーク

素材にこだわるハイデザインシューズ

Fizik主要ロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク
VENTO Stabilita Carbon 227g ¥58,000 ワイズロード
アーチサポート搭載のフラッグシップ

VENTO Powerstrap R2 Aeroweave 205g ¥51,000
網状のアッパーと最高のソール剛性を持つ対面販売限定品

TEMPO R4 Overcurve
230g ¥31,000 Wiggle
適度な剛性のオールラウンドモデル

TEMPO R5 Powerstrap 250g ¥18,800 Wiggle
ストラップデザインに優れたエントリーモデル

サドルブランドとしてのイメージも強いイタリアのフィジーク。特徴のある素材や、モヴィスターチームの足元をサポートしていることなどから、その存在感は年々高まっています。

フィジークシューズは大別すると、競技向けの「VENTO」系と多目的な「TEMPO」系に分けられ、それぞれにダイヤルタイプとベルクロタイプ(Powerstrap)がラインナップされています。その中から代表的なモデルをピックアップ。

VENTO系(競技向け)

VENTO Stabilita Carbon:BOAダイヤルを締めていくと、アッパーが連動して土踏まずのアーチにフィットするテクノロジーを採用した、オリジナリティ溢れるフラッグシップモデル。インソールではなくアッパーでアーチをサポートするという斬新な発想で、熱形成インソールを使わなくても左右の足裏の違いに対応可能。

●VENTO Powerstrap R2 Aeroweave:Fizikシューズの中で最も軽く、最も剛性の高いフルカーボンソールを併せ持ったモデル。メッシュ構造の新アッパーが特徴。

TEMPO系(オールラウンド)

TEMPO R4 Overcurve:適度なソール剛性とシングルBOAにより、あらゆるサイクリストに扱いやすいオールラウンドシューズ。

TEMPO R5 Powerstrap:オリジナルのベルクロシステム「パワーストラップ」を備え、足全体を包み込むような構造で、独特のデザインがとてもスタイリッシュ。価格も魅力的。

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LAKE – レイク

幅広いサイズ展開とカスタム性

LAKE主要ロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク
CX402 280g ¥66,000 Amazon
カンガルー革の最高級シューズ

CX332 230g ¥55,000 Amazon
カスタムカラー対応のセカンドグレード

CX301 160g ¥44,000 Amazon
クライマー向けの軽量モデル

サイクリングシューズを専門的に扱う1982年創業の米国メーカー。
すべて自社工場で生産を行っており、ロード用のモデルは“CX”というラインナップで型番が振り分けられています。日本人にも最適なワイドモデルの展開、カスタムデザイン対応など選択の自由度が高いことが特徴。

●CX402CX332:フラッグシップの『CX402』とセカンドグレードの『CX332』はカンガルー革を使用した高級感溢れるモデル。ソール剛性はCX402の方が高く、重量はCX332の方が軽量。どちらも熱成型のヒールカウンターでかかとにぴったりフィットするつくり。

●CX301:最も代表的な1ダイヤル式のミドルグレード。160gと超軽量で、国内のヒルクライムレースで活躍する選手にも提供されているモデル。

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Specialized – スペシャライズド

日本人の足型に合うハイエンドシューズ

Specialized シューズ一覧
  モデル 重量 定価 リンク
S-Works Ares 220g ¥52,800 公式ストア
極限まで性能を高めたトップシューズ
S-Works EXOS 150g ¥52,800 公式ストア
圧倒的に軽い150gのレーシングシューズ
S-Works Vent 223g ¥44,000 公式ストア
究極の通気性を持つサマーシューズ
S-Works Torch 225g ¥49,500 公式ストア
S-Works7から進化した最新フラッグシップ

Torch 3.0 248g ¥26,400 公式ストア
ハイエンドに匹敵する性能の高コスパモデル

日本人の足に合いやすい靴型で、国内での人気も高いSpecializedシューズ。特にハイエンドのS-Worksモデルは「7」を筆頭にラインナップが豊富。
ライダーファースト・エンジニアリングによって、パワー効率・快適性・美しいシルエットを併せ持ち、サイクリストをスマートに見せる魅力に溢れています。

●S-Works Ares:「1ワットたりとも無駄にはしない」という思想のもと生み出された、すべてのパワーをペダルに伝達するレースシューズ。タンのないソックス構造のアッパーと剛性指数15のカーボンアウトソールを組み合わせ、これまでにないパフォーマンスと快適性を発揮。

●S-Works EXOS:圧倒的に軽い150gのシューズ。この重量を実現するために、航空宇宙産業で用いる素材Dyneemaを採用。またヒールカウンターデザインの見直し、トウボックス排除、オリジナルカーボンアウトソールの開発など、あらゆる設計を1から見直して重量とパフォーマンスを両立。

●S-Works VENT:エアフローを極めた夏向きモデル。空気が大量に流れるように、アッパー・ソール・インソール各所をトータル設計で最適化。かつてないほどの冷却効果を発揮し、猛暑の足元を快適にしてくれる。

●S-Works Torch:2018年からフラッグシップを担っていたS-Works 7の後継モデル。ダイニーマから新素材に変更されたアッパー、より調整しやすい2ダイヤル式、軽量&高剛性の滑らかなアウトソールなど、シンプルな造形の中に勝利を目指すための最新テクノロジーが用いられている。

Torch 3.0:S-Works7同様に2ダイヤル+1ベルクロというSpecializedならではのシステムを搭載し、3箇所で最適なフィッティングが調整可能なセカンドグレード。トップモデルより少し幅広なつくりなので、より多くのサイクリストに適合。

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公式サイト

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5. 新鋭スタイルブランド4選

パフォーマンスもスタイルも大事にしたいサイクリストのために、ここからはロードシューズに新たな価値を与えるブランドをピックアップ。

Rapha – ラファ

シューズメーカーとしての先進性

Raphaロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク
Pro Team Shoes 250g ¥44,000 公式ストア
デザインと剛性を高い次元で融合したレースモデル

Classic Shoes 250g ¥30,500 公式ストア
快適性を重視したロングライド向けモデル

シューズをラインナップに加えて10年以上経つ、世界のトップアパレルブランド「Rapha」。RaphaのシューズはかつてGiroのものをベースにしてきましたが、2019年モデルからは完全オリジナルデザインで展開。先進性のあるスタイルを提供してくれます。

Pro Team Shoes:Powerweaveという厚手の織生地をアッパーに採用し、ニットのスマートな外観に反して高剛性。デザインとパフォーマンスを両立する仕上がりから、レースリスペクトをプロダクトに落とし込むRaphaの熱意が伝わるモデル。

Classic Shoes:快適性を重視したシューレースと反射素材のトーストラップがすっきりまとまったシューズ。カーボンソールにはプラ製とTPU製のアウトソールが重ねられ、保護性能と歩行性能を強化。普段使いのしやすさまで配慮が行き届いています。

Raphaのシューズ一覧を見る
公式サイト

Nimbl

美しいイタリア靴を纏う

Nimbl主要ロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク

Nimbl EXCEED 210g ¥59,000 CYCLISM
BOA搭載×軽量なオールラウンドモデル
Nimbl AIR 195g ¥54,000 CYCLISM
レースアップ好きを唸らせるクライマーモデル

2020年から本格的に世界展開し始め、ハイエンドシューズだけを取り扱うイタリアンブランド「Nimbl(ニンブル)」。
ワールドツアーやトラックレースの選手に提供されており、プロ仕様の高剛性シューズを得意としています。そうしたパフォーマンス面に加え、ハンドメイドによる仕上がりの美しさはまさにイタリア靴そのもの。つま先はワイドなため、日本人の足型にもフィットします。

●Nimbl EXCEED:BOAダイヤルを搭載したオールラウンドモデル。ダブルBOA搭載モデルとしては非常に軽量で、高剛性のソールと軽量なマイクロファイバーアッパーによりパフォーマンスと快適性を提供している。

●Nimbl AIR:軽量な196gのクライマーモデル。規則正しく並べられたパンチングとシューレースがクラシカルな印象で、デザインでも選びたくなる一足。

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CYCLISM

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QUOC

ドレスシューズのようなミニマムデザイン

  モデル 重量 定価 リンク
MONO II 249g ¥43,450 Circles
ドレッシーなハイパフォーマンスシューズ

服飾のデザインとサイクリングへの情熱を掛け合わせ、今までにないプロダクトを生み出すサイクリングシューズ専門ブランドとして立ち上がった「QUOC(クオック)」。
ラインナップは多くありませんが、服飾業界をルーツとしているだけにそのつくりは「靴」としての本質が宿っています。

MONO II:ブローグシューズさながらのジグザグのステッチ。薄く滑らかで足に吸い付くアッパー。大きなパワーを受け止めてくれる堅牢さを感じるカーボンソール。すべてが“美しく、速い”を体現したようなシューズ。

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Udog

美学とアイデア溢れる“スニーカー的”シューズ

udogロードシューズ
  モデル 重量 定価 リンク
CIMA 240g $300 公式サイト
ポケットタンシステムを搭載したクライマーシューズ

Tensione 245g $200 公式サイト
テンションラップシステムを搭載したオールラウンド型ミドルグレード

元Fizikのブランドディレクター(Pinarelloのセールスディレクター、KASKのマーケティングディレクターでもあった)が立ち上げたD2Cブランド「UDOG(ユードッグ)」。既存のマーケットにある観念をアップデートすることからスタートしており、価格設定、シューズの設計、マーケティングに至るまで、新たな手法が用いられています。

●CIMA:スニーカーのように気持ちよくフィットし、広いトーボックスは幅広の足型でも余裕がある。ニット素材は部位によって硬さが適切に変えてあり、甲高でも馴染みやすい。オリジナルの「ポケット・タン・システム」はデザイン・設計ともに秀逸。

●Tensione:足の甲からブリッジにかけて包み込むオリジナルの調整機構“テンションラップシステム”を搭載し、オールラウンド型ミドルグレードという位置づけ。価格設定が非常に魅力的。

Udogシューズ一覧を見る
Udog公式サイト

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著者情報

Tats Tats Shimizu@tats_lovecyclist
編集長&フォトグラファー。スポーツバイク歴11年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはStandert(ロード)とFactor(グラベル)。