#僕らのモノ選びスタイル – ウィメンズアイテム(後編)

edit & photo/Tats@tats_lovecyclist

LOVE CYCLISTのメンバーが今どういうルールで自転車関連のモノを選んでいるかを話す「#僕らのモノ選びスタイル」。

第3回のテーマは「ウィメンズアイテム」。女性観点から、どのようにサイクルウェアやスキンケアアイテムなどを選ぶか、どんな悩みを抱えていてそれを解消しているかを、前編に続きBekiとMeiが語ります。

後編では、スキンケアがメインテーマ。日焼け対策やメイク事情など、サイクリストならではの工夫について話してもらいました。

1. 日焼け対策

Beki:Meiちゃんはどんな日焼け対策してる?

Mei:日焼け対策、実は私毎年失敗しているのであまり偉そうに言えないのですが…。

Beki:失敗(笑)。

Mei:日焼けはある程度していいもと内心では思っているから、100%完璧にやりきれないというか。強力な日焼け止めを塗るとクレンジングで落とすのが大変だし、それよりも肌に優しいものを塗っていきたいなって思って、焼きすぎない程度にはケアしています。

Beki:専用のクレンジングとかあるとそれを揃えるのも大変だからね。

Mei:だからいつも選んでいるのは普通にドラッグストアで売っているものです。最近ミニパック5個入とかのセットや、お試しサイズとして販売されてるものがあって、それだと持ち運んで出先で塗れるからいいんですよね。

Beki:マメに塗り直すのが一番効くんだよね。

Mei:ですです。あと1シーズンで使いきれずに次のシーズンに持ち越し、というのも衛生的じゃないと思うので、小分けで売っているものが良いなって。そんなわけで日焼け止めクリームにこだわりはなく、去年はALLIEを、今年はBioreのアスリズムシリーズを使ってみています。

Beki:私は絶対に焼かないと思っているから、アスリート用の「Agressive Design」を使っています。ブルベで1日中走ることもあるので、“1日塗り直しは必要ない”とうたわれている効果の高いものをって。でも塗り直したほうがちゃんと効きますね。

Mei:やっぱりちゃんとした対策にはAgressive Designが答えなんですね。

アグレッシブデザイン

Beki:そうだね。ただやっぱりクレンジングでしっかり落とす必要があるので、普段使いには肌への刺激が強いなと感じます。だから通勤ではBioreのクリームタイプのものをさっと塗っています。

Mei:使い分けるの良いですね。あと顔って化粧しているから意外と焼けないですよね…!

Beki:そうそう、下地にもファンデにもUVカット成分が入っているから、思ったよりも顔は焼けない。もちろん日焼け止めはスキンケア後に塗るんだけど、塗り直し忘れても思ったほど焼けてないという。

ただ頭皮は焼けちゃうからキャップは欠かせません。

Mei:頭皮はあまり焼けたと感じたことはないのですが、個人差もあるんでしょうね。

あとラブサイ編集長から、「男性にもおすすめの日焼け対策」について聞かれているんですが、Bekiさん何かあります?

Beki:そうだな…唇は忘れがちなのでやったおいた方が良いかも。走り終わったあとに赤くなっていることはよくあるので。UVカットできるリップクリームは普通にドラッグストアで売っているので、いつもポケットに入れて持ち運ぶといいんじゃないかな、と思います。

Mei:確かに唇のUVケアは忘れがちですね。私もリップは欠かせないです。

ちなみに日焼け対策でアームカバーとかレッグカバーはしますか?

Beki:これは完全にスタイルの好みの話ですが、カバー系はしない方が格好良いんだよね。もちろん暑くもないし。海外の人から「忍者スタイル」って言われるような、顔を含めて肌を露出しない完全ガードもひとつの工夫だと思いますが、個人的にアームカバーやレッグカバーのゴムが食い込む感じが結構ストレスに感じるんです。

Mei:長時間つけたくないですね。あとアームカバーとかは結構ずり下がってくるので、よれたらそれはそれで格好つかないですし。

Beki:そう、アームカバーつけるくらいなら夏でも着られる長袖を着たいなって。

MeiMAAPのメッシュ長袖ジャージのように色々なブランドから出てますもんね。

日焼け対策できるメッシュ長袖ジャージ

 

2. 汗を考えたナチュラルメイク

Mei:メイクについてもテーマが与えられていますが、これ聞く相手間違えてるかも(笑)。ばっちりメイクを落ちないように工夫されているサイクリストの方がたくさんいるので、私が語って良いのかなぁ…。

Beki:私もそんなにしないのですが、Meiちゃんはいつもナチュラルにしてるよね。

Mei:「ナチュラルメイクに全集中」と言っても良いくらいその辺に力込めてます。でもこれだけは言いたいんですが、ナチュラルメイクは仕上がりがナチュラルなだけで工程はナチュラルではないんですよ!(笑)

Beki:わかる、結構手間かかるんだよね。

Mei:はい…!なので私なりにどんなモノを選んでいるか、ナチュラルメイクの参考にはなると思うので話してみたいと思います。前提として、ナチュラルメイクはやっぱりある程度汗で落ちてしまうので「落ちても良いメイク」を心がけていますね。

ベースメイク

BBクリーム、パウダー

Mei:今まではベースメイクは下地だけとかで過ごしていましたが、最近はBBクリーム「ナチュラグラッセ モイスト」とパウダー「innisfree ノーセバム ミネラルパウダー」で整えています。特にミネラルパウダーは最強すぎ。すごくサラサラになるんです…!
皮脂の多い男性にもおすすめできます。
さらに本気のときは、「潜水法*」をやっています。
*潜水法…多めにパウダーをつけたあと、水を張った洗面器に30秒ほど顔を浸し、最後に軽くティッシュオフする

Beki:潜水法やってるんだ!メイクが崩れにくくなるんだよね。

Mei:そうなんです。さらにメイクキープミストを吹きかけることもあります。これやるとマスクにもメイクが付きにくくなります。

スキンケアパウダー

Beki:私が使うのは基本的にドラッグストアで売っているものですね。マキアージュの日焼け止め効果の入った下地「ドラマティックスキンセンサーベース」を付けたあと、同じくマキアージュのクッションファンデを塗ります。クッションファンデはリキッドファンデより塗りやすくて仕上がりも綺麗になるんですよね。
最後の仕上げに、薬用美白スキンケアパウダーの「スノービューティー」を使っています。

Mei:知ってます、可愛いやつだ〜。

ハイライト・シャドウ

シマリンググローデュオ

Beki:ハイライト・シャドウは私はあまり使うことがないんだけど、Meiちゃんはどうしてる?

Mei:Threeのハイライト&チークベース「シマリング グロー デュオ」が最強で、自然なツヤと血色感が出ます!チークは特に肌に馴染む色なので、スポーティーな格好をしていても浮かない!しっとりしたつけ心地なので落ちにくいし、立体感が出るので、鼻が低い私には必須です。

Beki:陰影をつけるのは効果的だよね。

アイメイク

アイシャドウパレット

Mei:アイシャドウはラメよりマット系のものを選んでいて、hinceの「ニューディップスアイシャドウパレット」がお気に入りなんです。色をのせるというより、顔色を良く見せたり目を大きく見せるための影を作る感じで。

Beki:ラメはジャージの感じと合わないんだよね。私もキラキラは好きじゃないので、やるときは涙袋など一部にしています。

アイシャドウ、アイライン、マスカラ

Mei:ちゃんと保たせようという日はアイシャドウのベースも使いますね。CANMAKEの「アイシャドウベース」はほかと比べて長持ちする気がするので使っています。
あとアイラインは「ラブライナー」のダークブラウン。ラブライナーのいいところは落ちても滲まないところですね。ぽろぽろ取れる感じだから汗だくになっても目元がパンダにならない…!

Beki:落ちたときのことまで考えないといけないからね。マスカラは、普段はお湯で落ちるものを使うけど、スポーツするときは「ボリュームUPマスカラ スーパーWP」。これは本当に落ちないので、スポーツするならこれ一択だと思う。

Mei:わたしも基本面倒くさがりなのでマスカラはしませんが、撮影などで必要なときは同じものですね。スポーツしている女性はほぼこれを使っているといっても過言ではないと思います。

でも個人的にはマスカラよりも、ナチュラルに盛れるマツエクがしたいな〜って。

Beki:マツエクはスポーツでも大丈夫なの?

Mei:友だちがマツエクしているんですが、運動してるときも自然な感じでした!

リップ

Mei:リップクリームはOPERAの「リップティント」が優勝です。何本もリピートしていて。全然落ちないし…というか落ちるという概念がない!染み込んでるんじゃないか?と思うほど良いんです(笑)。私はよくコーラルピンクを使うんですが、血色のいい唇になって、潤い感が出てめちゃくちゃ良い。

冬の乾燥する時期は、マツキヨに売ってる「アルジェラン オイルリップ」を塗ってからティントリップを塗ったりもしています。オーガニック系の香りが大好きです。

Beki:私はリップは、冬場に「ベビーワセリンリップ」を使っていますね。

Mei:えっ、Bekiさんワセリンだけ?さすが…ベースが強すぎる!
リップは無限にあるから迷いますが、保湿力とか発色はもちろん、価格帯も大切だと思います。ライド中に持ち運ぶので、汗でダメになったり、なくしたりというリスクを考えると安い方がいい。その点でOPERAとか、Bekiさんの使うワセリンとかはちょうどいい価格だから推せますね。

 

3. すっぴん力を鍛えるスキンケア

Mei:「落ちても良いメイク」って、落ちちゃったときのことを考ると、最終的にすっぴん力を鍛えることに繋がるんですよね。Bekiさんがあまりメイクしなくてこれだけ映えているのって、やっぱりすっぴんの力が強いからなんだなって思います。

Beki:昔からあまり凝ったメイクはしてこなかったのですが、「塗ってごまかすのではなく素肌を見せよう」と思って、スキンケアの方はしっかりやってきました。だから今も走った後はちゃんと目元とか顔のパックでしっかりと肌を整えるようにしています。豆乳イソフラボンが入っている「目元ふっくらクリーム」や、ヒアルロン酸の「目元マスク」を使いながら地肌を整えるのが一番だなって。

Mei:強すぎる(2回目)…!私も素肌ケアの方が気を遣っていて、スキンケア・ヘアケア・ボディケアそれぞれ自分に合ったものを見つけています。

Meiのすっぴん力を鍛えるスキンケア用品

1. 洗顔
john masters organicsの固形石鹸「LRG&YYソープ」。ハリが良くなるし、肌への負担がなくて良い。肌の弱い母も気に入って使用しているほど。

2. 化粧水と乳液
京都から取り寄せている、「箸方化粧品」のもの。
なんだこのパッケージ!と思うが、
コスパ神の薬用化粧品。小学五年生の頃から今までずっと愛用している、ほとんど肌荒れを起こしたことがない。乾燥がひどい時期は乳液にプラスしてクリームも塗っている。

3&4. ヘアケア
これまでフィーノの「プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク」を愛用。トゥルントゥルンになる、コスパ神アイテム。

最近はAesopの「ヘアー スカルプ モイスチャー マスク」を使用。独特の香りだけど、髪の毛がサラサラになる。特に、使用後にヘアオイルをして整えると生まれたての毛か…?と思うほど、ただコーティングするようなトリートメントとは違う感覚になる。すごい。

5. ボディケア
プレゼントとしていただく機会が多い、ボディスクラブ。最近一番気に入っているのはジュリークの「ボディ エクスフォリエイティングジェル」。
塩じゃなくて、クルミのスクラブだから肌あたりが優しい。とぅるとぅるになる。

Beki:こうやって見るとMeiちゃんすごく考えて選んでるよね。

Mei:選ぶこと自体が好きなのもありますし、かわいいパッケージのものとかあると使ってみたくなりますもんね。

あとラブサイで撮影の機会が増えたのもあって、「自分ってこう見えるんだ」というのが客観的にわかってきたんですね。だから次はもっとなりたい自分のイメージに近くなるようにって、肌のケアとかメイクも考えています。

Beki:もうプロだね…!

Mei:いやまだまだです恐縮です…。最近は眉毛サロンで眉を整えてみたんですが、かなり印象が変わりました。自分でやるだけじゃなくて、そうやってプロの人にやってもらうのも、すっぴん力を鍛えるひとつの方法だなと。

Beki:すっぴん力、磨いていこうね。

starring/Beki & Mei
edit & photo/Tats@tats_lovecyclist

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