2020年秋:最近気になるロードバイク関連のモノ・話題

text by Tats, Ryuji, & Mei

こんにちは。業界の話題に触れたり内なる物欲をさらけ出したりする、四半期に一度くらいの定例企画です。今回はTats、Ryuji、Meiの3人でピックアップ。

1. Tatsのピックアップ

インドア専用ウェアブランド – Idō

Ido

コロナ禍で世界的にサイクリストがZwiftに向かうようになりましたが、影響はそれだけでなく、NYの「Peloton」のようなホームフィットネス事業が急成長し、一般層がインドアサイクリングに親しむようになっています。

そんなマーケットの変化もあり、UKでインドア専用のサイクルウェアブランド「Idō」が登場しました。ベルギーで開発されたウェアは、インドアならではの課題──乗車位置が変わらない、熱気がこもる、そして誰もがスタイルを気にしていないということに対し、ウェアの技術面から解決を図っています。

スタイリング観点からも素敵なウェアは、ジャージ£90、ビブショーツ£120。11/2から発売開始しています。

Idō公式サイト

Peloton de Paris – ATLAS 2IN1 PUFFY JACKET

Peloton de Paris Atlas 2way puffy jacket

Peloton de ParisがAW2020で出した2wayジャケット。これまでとは違うアプローチでのウェアづくりがとても良い感じです。
着脱可能な袖で、ジレにもジャケットにもなる2way断熱仕様。首元は裏起毛。
これ1着で12月〜3月のオフシーズンを通して快適に走れそうです。

Atlas 2in1 Puffyジャケット

fingerscrossed – #GTH 90°

fingercrossed #GTH90°

10月末に引っ越しをしたので自転車を置くスペースに少し余裕ができ、帰宅後にさくっとバイクを引っ掛けられるスタンドあると良いなーと横置きスタンドを探し中。

fingercrossedのバイクスタンドはスチール製のミニマルデザイン。インテリアの一部としてもしっくりくる美しい形状で、スタンド候補のひとつとなっています。

#GTH 90°

2. Ryujiのピックアップ

サーベロ – Caledonia-5

Cervelo CALEDONIA-5

「モダンロード」という新たなカテゴリーで発表されたバイク。
プロツアーのサンウェブが関わり、パリルーベでの使用を念頭に置いているという事で、オンロード、荒れた路面の両方で高い運動性能を発揮できるように設計されています。またフェンダーダボ穴やシートポストのアクセサリーマウントなどレース以外での用途にも配慮しながら、外観に影響を与えないようにスタイリッシュに仕上げられています。

ロードとグラベルの中間を行くような絶妙なコンセプト。最近グラベル寄りのスタイルに興味が湧いていて、多様化する楽しみ方の中、これ一台でやりたい方向性をカバーしてくれそう。

Caledonia-5

MAAP – Apex Winter Jacket 2.0

MAAP Apex Winter Jacket 2.0

Apex Winterジャケットは、去年購入した前モデルの感触が素晴らしく、その改良版2.0にすごく期待しています。

前作は(LOVE CYCLIST内でのレビューでも書いていますが)、防風性・保温性・透湿性がバランスされていながら、ジャケットなのに高い伸縮性がありました。2.0はこれらの強みを維持したまま、さらにサイクリングでの乗車姿勢に特化させてきている印象。

Apex Winter Jacket 2.0

POC – Ventral AIR SPIN アジアンフィット

POC ventral air spin af

他ブランドにはない北欧デザインが人気のPOCのヘルメット。縦長の形状のため、今まで被りたくても被れなかったサイクリストはかなりいたと思いますが、ついにアジアンフィットモデルが登場。
僕自身はユーロフィットをMサイズで着用することができてはいますが、ベストな形かと言われると気持ち合っていない気がします。個人的にもアジアンフィットは試してみたいモデル。

Ventral AIR SPIN アジアンフィット

3. Meiのピックアップ

Alba optics – SOLO

Alba Optics SOLO

Deltaを愛用している身として新作は毎回楽しみなAlba Optics。斬新なデザインに毎回驚かされますが、新作のSOLOもまったく新しい雰囲気で出してきました。丸っこい形状はパイロットサングラスっぽくて可愛い…!

横についているダストカバーは取り外しが可能だそうで、過酷&長距離なアドベンチャー系ライドに向いてると思います。

Alba Optics – SOLO

サイクリングアパレルの新たな潮流

ファッション業界とのコラボ

コラボ系ウェア

サイクリングアパレルがファッション業界に寄り添う流れが強くなっていると感じます。

その中でも大きな話題となったのは、RaphaとストリートブランドPALACEとのコラボ。今までのRaphaのイメージとは違って新鮮で、同じ大学の男子たちも熱狂していました。
またPas Normal StudiosもPorterやDescenteとコラボしたラインナップを出しています。

こうしたファッション業界との新しいつながりは、サイクリング自体の間口をより広げることになりそう。

ライフスタイルを包括するコレクション

ライフスタイル系ウェア

レース仕様のウェアだけを展開していたブランドが、走っているとき以外のライフスタイルも考えたウェアを展開するようになっています。

・Pas Normal StudiosのBALANCEコレクション
・Black SheepのAdventureコレクション
・Cafe du Cyclisteのアトリエコレクション

こういったコレクションは、ライドの枠組みを広げることができるし、オフのときにもブランドの世界観に浸かれる。着るものからライフスタイルの変化をアプローチできるのが、今の新しい流れなんだと感じています。

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