Café du Cycliste:カフェドの冬が来た。

夏の延長戦のような日差しが消えないなか、突然訪れた冬の気配。寒空を走るのは毎年つらいけれど、やっぱり寒いときに着たくなるウェアというものがある。そう、今年も『Café du Cycliste』にたくさん袖を通す季節がやってきた。
今冬の“カフェド初め”にやってきたのは、都心より少し寒い箱根。北風に吹かれながら、暖かい服に守られながら、冬ライドの魅力を先取りする。そんなライドもいいものだ。

Review / Mei & Tats
Edit & Photo / Tats

*本記事のウェアはCafé du Cycliste提供のものです。

Café du Cyclisteの冬

MeiにとってCafé du Cycliste(以下カフェド)は特別なブランド。初めて冬ウェアをセットアップで揃えたブランドがカフェドだし、初めてラブサイで自分がフィーチャーされたときに着ていたのもカフェドだった。おかげでウェアの着こなしの幅が広がって、今の自分があると感じている。

ジャージ / ララ(¥32,300)Sサイズ
ジレ / シビル(¥34,000)Sサイズ
サーマルビブショーツ / セシル(¥45,900)Sサイズ
※身長167cm

初冬のスタイリングはジレを使ったレイヤードが欠かせない。箱根の斜度はすぐに身体を温めるから、ジッパーを開け閉めして体温を調整していく。長袖ジャージ『ララ』もダブルジッパーだから、体幹まで直に冷やせる。
冬にカフェドを着たくなるのは、生地感や色味が特別なだけじゃなくて、ちゃんと機能的なところ。しっかりレイヤードすれば冬でもめちゃ快適になる。

延々と続く登りに、気温は低いはずなのにどんどん汗が流れ落ちていく。これが冬ライドなのだと思い出す。

箱根山の山肌からは白煙が立ち昇る。ところどころ森林が焼けていて8年前の噴火の影響を垣間見る。

ジャージ / イングリッド(¥35,700)Sサイズ
七分丈ビブショーツ / エイドリアン(¥39,100)Sサイズ
※身長177cm / 体重60kg

Tatsにとってフード付きのジャージ「イングリッド」は2年前から冬の定番。マイクロファイバー素材の肌触りが良くて、とても暖かい。今シーズンは新色のグレーが登場した。この色味、すごく良いよね。
カフェドの良いところって、新作がどんどん出ることだけじゃなくて、ロングセラーモデルもずっと新色を加えながら継続してくれること。トレンドを意識しすぎないシルエットだし、何年か前に買ったものでも古く感じない。

大涌谷の山頂、何も見えない!でもジャージの色味がとっても映えるからラッキーかも。火照った身体を少し落ち着かせて、ダウンヒルに向かおう。

季節が夏から冬に一気に変わったように思えても、紅葉は行き場を失わず少しずつ色味を変化させている。秋も冬も感じる、不思議な気候。

落ち葉の欠片がブロックタイヤに絡みつく

赤ジャージにベースレイヤー「コリーヌ」の緑を組み合わせて、今日はクリスマスも先取り(笑)。コリーヌは、空気の層をつくって暖かく、でも汗は外に逃がすので水分が溜まらない。ジャージとの質感もぴったりで、ジッパーを開けても違和感がないのが良い。

ジャージの生地はタイトに編み込まれているので、空気を通しにくい。ポケットもたっぷり合って、とても機能的。

サーマルビブ「セシル」の履き心地もすごく良い。これまで他ブランドのサーマルビブを履いていたときは、伸びにくくてちょっときつかったけれど、セシルは柔らかくてずっと履いていられる。

ジレの背中のロゴの存在感、めちゃ可愛くない!?

いっぱい登ったので、ご褒美に暖かいコーヒー。カフェには外国人ツーリストがたくさんいて、その中にCANYONに乗っているという初老の男性が話しかけてくれた。スコットランドの山々をUltimateで登っているらしくて、思わずすごい!と声が出た。この方のように、いつまでも自転車に乗っていたいね。

途中湿り気のある地面と空気に覆われて、滑らないように慎重に進んでいく。セミスリックタイヤで来てよかった。
イングリッドはカテゴリとしてはジャージだけれど、ジャケットのような使い方もできる。中に七分丈ジャージ「バーバラ」を組み合わせると、10℃くらいの気温にはちょうど良いレイヤードになる。

カフェドはグラベルスタイルにもぴったりなんだよね

最後は芦ノ湖で少し休んで帰路へ。たくさん汗をかいて、たくさん冷たい風にあたったけれど、肌はさらさらだし、寒さを乗り越えることもできたから、カフェドのウェア、ちゃんと仕事してくれた感じ。これから長い冬が始まるから、カフェドと一緒に乗り越えていこう。

Café du Cycliste秋冬ウェアを見る(公式サイト)

レビュアー

Mei@meisan_no_yakata
デジタルマーケティング会社に勤務するビジネスパーソン。ブルベやヒルクライムなどさまざまな自転車の楽しみ方に触れてきた中で、今は「ひと山、ひとカフェ」というライドスタイルを確立。
メインバイクはCervélo Caledonia-5。 
Tats@tats_lovecyclist
編集長。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。

Review / Mei & Tats
Edit & Photo / Tats

関連記事