NOVAやALPHAなどのヘルメットで知られる台湾のブランドKPLUSが、2022年夏に初めてアイウェア「KU | EYEWEAR ZERO」をリリースしました。
これまでアイウェアは、Oakleyをはじめとした欧米ブランドが世界を席巻していましたが、アジアンマーケットを対象としているKPLUSが生み出したのは、欧米系とは異なる解釈のアイウェア。
それがどのような使い勝手を生んでいるか、特徴と使用感を詳細にレビューします。
Ran(@31_ran_) 基本自転車乗り、時々お医者さんのギャル。FUNRIDEでのコラム連載や、GPSで日本地図を描く#伊能忠敬プロジェクト、自転車の楽しみ方を追求するラジオ「ペダミミ」の運営など自転車に関わる幅広い活動をしている。 |
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*本アイウェアはChampion System提供のものです。
1. KU | EYEWEAR ZERO
アジア人に最適化されたKPLUSのプロダクト
「KU | EYEWEAR ZERO(¥18,150)」の最大の特徴は、日本人の顔型に最適な形状であること。
ヘルメット「NOVA」がアジアンフィットで多くの日本人の頭に受け入れられたように、「ZERO」もまた日本人の顔に馴染むような仕上がりになっています。
6つのレンズ&カラーバリエーション
加えて絶妙な色展開もKPLUSならでは。ウェアやヘルメットを含めたカラーコーデも楽しみに加えられました。
クリアレンズや首掛けストラップが付属する
ちなみに本アイウェアの商品名は『KPLUS KU | EYEWEAR ZERO』と長めですが、以下のような意味合いで区切られています。
・KPLUS:ブランド名
・KU | EYEWEAR:KPLUSアイウェア全般を指す名称*
・ZERO:本記事で紹介するモデルの名称
*「KU」はKPLUS創業者の名前に由来するとのこと。
2. 新たな解釈のフレーム形状
他ブランドのビッグレンズモデルと一味違うZEROの形状。最大の特徴はレンズの高さ。鼻あての位置からレンズ上辺までの高さが、一般的なレンズよりも高めに設けられています。
着用すると、頬骨から眉毛上まで広く覆うようなデザイン(人によっては額まで広くカバーされるほど)。目と眉の距離が離れているアジア人の目周りを覆って、スタイリッシュに見せるためにデザインされていることが伺えます。
目尻が少しせり上がって、ノーズ部分だけフレームレスなのがZEROならでは
また鼻根部にフレームがないデザインなので、クリアレンズに変更してもフレームが鼻部分に入り込まずすっきりとした印象を保てます。
一方で、鼻根部(鼻の始まり)が高い場合は、少しレンズが浮いた印象になるかもしれません。
気になる方は、試着して自分の鼻にフィットするか試してみてください。
※東京稲城市のクロスコーヒーで試着可
実際の付け心地は、しばらく付けているのを忘れるほど軽やか。
柔らかなフィット感で顔に沿って優しくホールドしてくれるので、ほとんどの人にとって、長時間付けていたとしても局所的に違和感が出ることはないと思います。
実測重量は28g。Jawbreaker(33g)、Sutro Lite(32g)などOakleyのアイウェアよりも軽量
レンズは大きく湾曲しており、顔のラインに馴染む
鼻あての面が広いので食い込んだり痕が残ったりしない
3. レンズの視界とバリエーション
ワイドレンズで、眉の上まで高さがあるZERO。乗車姿勢での見え方に最適化されていて、視界はかなり広く感じます。見え方も歪みなく鮮明。
フレームによってレンズが異なる。透過率が低いほど強い日差しに対応
フレームの色によって、付随するレンズのクリア感や透過率が異なります。そのためフレームカラーだけでなくレンズの種類も含めて選ぶことをおススメします。(交換用レンズの販売も予定されているとのこと)
色違いを2つ購入して、色の違うレンズを交換しても楽しそう(ギャルの発想)
個人的には、ローズとグリーンのほんのり色がついたレンズが自分の肌を健康的に魅せてくれるので好きです。またそれぞれ透過率が高いので、曇りから晴れまで広い範囲で使えるし、レンズ越しに目が見えるおかげでサングラス特有の威圧感がなくて表情豊かに見えます。
4. KPLUSヘルメットとコーデしよう
NOVA x ZERO
NOVAなどKPLUSのヘルメットを持っている方こそ、ZEROを試してみてほしいと思います。さすが同メーカーだけあって色マッチが絶妙。
同色で揃えても良いし、全く違う色同士でもトーンが同じなので喧嘩せずにハマる。
KPLUSで揃えると、レンズのクリア感含めて、全体的に柔らかい雰囲気になるのが良い
NOVAの溝に、ZEROが気持ち良いほどスッと入っていく(もちろん簡単に落ちない)。フレームが柔らかいのでヘルメットを傷つける心配もなさそう
NOVA下部とZERO上部のラインがぴったり沿うのが見た感じ気持ち良い。ZEROならではの形状が違和感なく調和する
5. ZEROと街乗りファッション
ZEROは色味が全体的に淡色でそろえられているので、悪目立ちせずどんなファッションにも合います。
ヘルメットとアイウェアの淡いトーンは私服に合わせやすい
特にベージュやグリーンは、自転車ウェアだけでなく私服にも合わせやすくて、街乗りファッションにも応用できます。
首掛けストラップが付属するので、外したときは首に掛けられる
透過率の高いレンズは街乗りでも自然な見え方
KU | EYEWEAR ZERO
フレームカラー | 6色 |
重量(実測値) | 28g |
レンズ | 日本製「パンライト」ポリカーボネートレンズ ※今後交換用レンズの販売を予定 |
フレーム | スイス製 「TR90」 |
付属品 | クリアレンズ、首掛けストラップ、ノーズパッド |
価格 | ¥18,150 |
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