自転車の楽しみ方が広がる昨今。メンバー、スタイリング、目的、時代性など、違った要素が組み合わさることで、ライドは毎回全く異なるセッションになります。
『Snap Journal(スナップジャーナル)』では、そのときどきの自転車スタイルを残すように、ライドの空気感を感じられるスナップ写真を掲載していきます。
今回の行き先は千葉。ドーナツ屋さん「Cyclo」が開催するFINGERSCROSSEDソーシャルライドへ。
Text & Photo/ Tats
#Global Ride Series – Chiba, Japan
江戸川周辺を知り尽くすCycloの店長
千葉県流山市のドーナツ屋さん「Cyclo(シクロ)」はRaphaのパートナーカフェであり、江戸川を拠点とするサイクリストでいつも賑わっています。
今回のライドは、プレミアムアクセサリーブランド「FINGERSCROSSED」が世界各国のディラーに対し、グローバル規模で同時期にソーシャルライドを行おうと呼びかけたことからはじまり、日本では千葉と大阪の二箇所で開催されることになりました。
千葉のソーシャルライドには、関東エリアから約20名のサイクリストが参加。
コースは、CYCLOを拠点として、江戸川と利根川に挟まれたエリアをぐるっと巡る70kmの道のり。このエリアは関東平野の中央部に近く、ほぼすべてがフラットロード。
強度別にグループに分かれ、足の合う参加者で和やかに進む
先行したグループは、全員がはぐれないように一旦待機
ライドのドレスコードは、FINGERSCROSSEDのソックスを履いてくること。ひとりひとりがどんな柄のソックスを選んでいるかを見るのが面白い。
みんなが揃ったところでリスタート
畦道を走り、橋を越え、すべてがフラットな世界を駆ける
この日は真夏日だったので、こまめに休憩を取る。ランチ前に「喜八堂」でお団子を食べて小休止。
冷房はないけれど、冷たいお茶でクールダウンできた
再び集団を分けて次の目的地へ。参加者同士が打ち解けて、さっきとは違うメンバーでパックになったりして、境界がゆるやかに溶けていく。
ランチは古民家カフェへ。参加者全員分のお弁当を用意してくれていて、縁側に座ってのんびりいただく。
畑のハーブや、季節の野菜、地元の卵、国産鶏、千葉のこしひかり、などなど地産地消の食材でつくられたガパオの味わいが喉に染み込んでいく(本当に美味しかった)。
縁側で思い思いに過ごす。20人が入れるクローズドな空間は心地良く、どうしても長居してしまう。
ランチ時間を楽しんだら、あとは江戸川沿いをさくっと帰るだけ
最後にまたCYCLOに戻ってライド終了。外が暑すぎるので、冷たい飲み物を頼んだり、お土産のドーナツを買ったりしてクールダウン。
車に自転車を積んで、またね
というわけで、約70kmのコースを、強度を上げたり、グループをミックスしたり、ゆったり休憩したり、1日の時間を自由に使って参加者みなで楽しみました。
ドーナツ屋さんから、これだけの規模のコミュニティが生まれるのって素敵だなと感じる。飲食店からつくられるコミュニティって、まだそんなに数多くはないかもしれないけれど、ここ流山エリアでは、ドーナツから生まれる輪がこれからもっと広がっていくのだろうと思う。ときどきまた遊びに行きます。
Text & Photo / Tats
Thanks! CYCLO