おしゃれな海外ブランド第4弾で紹介したベルギーのサイクリングアパレル『Peloton de Paris(プロトン・ド・パリ)』は、以前から気になっていたブランドでした。
まだ創業間もないので、日本ではそれほど認知されていないと思いますが、今回ジャージを提供してもらったので、ブランド紹介を合わせて詳細をレビューをします。
※SS2020最新ウェアのレビューはこちら
1. Peloton de Parisについて
Peloton de Parisのサイクルウェアは、自転車を愛するWendyとVincentの2人が、3年前にベルギーで「プロトン・ド・パリ・コミュニティ」をつくり、そのチームジャージをつくったのが最初のきっかけでした。それが大きな反響を呼び、さまざまなデザインのウェアを展開するようになります。
WendyとVincentはインハウスでウェアのデザインを起こしていて、ファッショナブルで美しいサイクルウェアを提供することを第一の目的としています。また2人はサイクリングのコミュニティに積極的に関与しているため、チームメイトのニーズをすぐに吸い上げてプロダクトに反映させることができるようです。
Facebookの3周年記念投稿。素敵なお二人です。
これまでプレリリース版としてサイクルウェアの販売はしていましたが、2017年3月16日、正式に『Peloton de Paris』レーベルのローンチが発表されました。すでに売上の半分以上はベルギー以外が占めており、米国やアジア圏でも販売開始されているということから国外での関心の高さがわかります。
レビューにも書きますが、デザインが非常に美しいブランドです。そしてベルギー、オランダ、ロシアなどのサイクリングチームにウェアを提供しているBioracer(ビオレーサー)が作っているため、非常にハイクオリティな製品となっています。
今回レビューするジャージ
PEACOCK MEN’S JERSEY(€89.00)
2. PEACOCK JERSEYレビュー
デザイン
Peacock Jerseyという名前の通り、孔雀(クジャク)の羽根が肩にあしらわれています。落ち着いたネイビーをベースに、周りに花と孔雀模様をあしらったデザインがとても美しい。
着ると本当に華やかで、仲間から「ファッションをめちゃ楽しんでいる感じに見える」とのうれしい評価も。
ディティール
このジャージの細部のこだわりポイントを見てみます。
肩はテロっとした素材で空気抵抗を生まないもの。それ以外は通気性の良い素材になっています。
襟はジッパーが首にあたってひんやりしないようガード付き。
袖口は切りっぱなしタイプなので腕のラインになめらかにフィットします。素材がしっかりしており、レーザーカットによる断裁がきれいなのでほつれる心配はなさそう。
ジッパーはYKK製で扱いやすい。
“クジャクのように誇り高く”。襟裏で見えない部分ですが、こういう隠れたメッセージが入っているとウェアそのものに愛着が湧きます。
バックポケット部分が一番華やか。3つのポケット+ジッパー付きポケットがあります。ポケットの幅はほかのジャージと比べると少しだけ狭いですが、必要なものはちゃんと入るので問題はありません。
ジッパーポケットの内側は防水加工になっています。細かい。
着用感
4方向ストレッチのよく伸びる素材で、どんな体型にも馴染むエアロフィットのつくり。体のラインにぴったりくっつく気持ち良さを味わうことができます。着たとき素直に「あ、これいい」と思いました。
また速乾性も高く、室内のローラーでペダリングをして汗をかいても貼り付くような不快感が抑えられています。
こういった着用感は、冒頭に記載したように世界中のチームにウェアを提供しているBioracer社製のクオリティによるもので、機能的にこれ以上ないものと感じます。
3. サイズ感について
ウェアの機能を最大限に活かすためにタイトフィットなものを選ぶ必要があるので、サイズ選択するときはサイズガイドを参考にしてください。細かく記載されているので、ガイドに沿って選択すれば問題ないと思いますが、参考にXSサイズを床置きしたときの寸法を記載します。
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最後にベルギーにあるPeloton de Paris店舗の動画を紹介(1:39)。Ridleyを生んだ国の雰囲気を味わうことができます。店内にもリドレーがいっぱい!
サイクリングのあとにコーヒーやベルギービールを飲みながらまったり。おしゃれすぎる…!!!