LOVE CYCLISTの2020年上半期を振り返る4つのランキング

text by Tats@tats_lovecyclist

ここ半年で世界に起きた変化は、多くのコンテンツメーカーにとって困難な状況に追い込まれたものでした。

僕自身も、今まで通り撮影もできず、制作時間も思い通り確保できないといった動きづらさの中、それでもSTAY HOMEに合わせたコンテンツを企画することは刺激的で、リモートで記事を作り上げるプロセスも楽しむことができました。

今は以前より自由が許される状況にあり、僕たちだけでなく読者の方々も新しい生活様式に合わせた働き方や走り方へと移行していることと思います。

そんな2020年の前半を、さまざまな観点からのランキングをもとに振り返りたいと思います。

※集計期間2020年1月1日〜6月28日

1. 人気記事ランキング TOP10

上半期に書いた記事の中でアクセスの多かったものTOP10です(改訂版の記事を除く)。

1位: COVID-19を乗り越えるサイクリストとしての行動

FB/TWなどで多くの方にシェアいただきました。まだ予断を許さない状況ではあるものの、新しいライドスタイルを実践する時期に入っています。

2位: 【SS2020】3つのトレンドから見る最新サイクルウェア

LOVE CYCLISTらしい記事がしっかり読まれるというのは書き手としてとてもうれしいことです。今シーズンはリリースが全体的に遅れましたが、良いウェアがたくさん…!

3位: SuperSix EVO Hi-MOD(第3世代)インプレッション

Cannondaleはマーケットの未来を見越してスタイルをいち早く転換した大手であり、LOVE CYCLISTのコンセプトととても親和性が高いブランドだと感じています。
Ryujiによるインプレは、ありがちな機能性の部分だけでなく、ライドスタイルとの相性まで含んだ内容になっており、僕自身読んでいてとても刺さるものでした。

4位: 「KNOG+(ノグプラス)」レビュー

記事公開後にたくさん売れたKNOG+。小物系は記事単体ではあまり紹介しませんが、KNOG+はめちゃめちゃ使いやすいのでちゃんと伝えたく記事にしました。

5位: #わたしのライドスタイル|Vol.3 Taka 〜 ワークライドバランス。

2日に渡って密着したTakaさんのライドスタイル。着こなしもスタイルもとても絵になる方なので、撮影を楽しみながら走ることができました。

6位: 僕たちのソロライドスタイル。

記事内でメンバーが着用しているIsadoreのマスクは今もライド中持ち歩いており、プライベートでも重宝しています。こういう取り組みを率先してできるブランドは本当に応援したくなる。

7位: インドアライフショッピング。 4月に買ったものまとめ。

4〜5月はステイホーム物欲月間でした。まともに乗れないのに自転車用品ばかり買ってしまう方はたくさんいたのではないでしょうか。

8位: #わたしのライドスタイル|Vol.2 Rin 〜 “朝活”からはじまる一日。

こんな大学生活うらやましいと思ったRinくんの“朝活”取材。MeiさんやRinくんをはじめとして、スタイリングを大事にする若いサイクリストの存在はこの業界の未来です。

9位: Blackmore「Quack Pac」レビュー

Blackmoreはそれほど大きなブランドではありませんが、ハイブランドにはない素朴な魅力があります。Quack PacはMeiさんの雰囲気にも合っていて素敵(ですが売り切れてしまいました…)。

10位: #僕らのモノ選びスタイル – ロードバイクフレーム編

ZOOMで対談した内容をコンテンツ化した本記事は、多くの方に面白いと言ってもらえました。「LOVE CYCLISTはこういう観点でモノを選んでいる」というのが伝わればうれしいです。

 

2. ウェアブランド人気ランキング TOP10

  1. Café du Cycliste(フランス)
  2. MAAP(オーストラリア)
  3. Blackmore(UK)
  4. Isadore(スロバキア)
  5. VERTEX LONDON(UK)
  6. Attaquer(オーストラリア)
  7. Peloton de Paris(ベルギー)
  8. Endless(スペイン)
  9. Chapeau!(UK)
  10. Pedla(オーストラリア)

*LOVE CYCLIST内で各ブランドへのリンクがクリックされた数を集計

上記に加え、Pas Normal StudiosBlack Sheep Cyclingといったメジャーブランドがあり、海外のプレイヤーは定着してきた感があります。
もはや「どのブランドが良い」という議論は過去に流れ、「どのブランドが自分のスタイルに合っているか」という選択基準になってきています。ファッションの時代ですね。

ちなみにVertex LondonはSS2020のリリースを見送っていますが、AW2020から再開するという連絡をもらっています。気になっていた方は楽しみにしていてください。

 

3. Amazon売上ランキング TOP10

LOVE CYCLISTを経由してAmazonで購入された商品の売上ランキング。

  商品 カテゴリ
1 マルト スプロケット&ローターカバー 輪行
2 日本製紙クレシア ワイプオールX70 メンテナンス
3 マルト チェーンカバー 輪行
4 プレミア 輪行袋 輪行
5 Garmin Edge 830セット GPSサイコン
6 Garmin Edge 530セット GPSサイコン
7 Continental Grand Prix 5000(25c) タイヤ
8 グロータック ブルカット2 ローラー
9 シマノ CS-R7000 11S 11-28T ローラー
10 BIKE HAND スプロケット取り付けセット ローラー

時勢を反映して、上半期の前半は輪行グッズ、後半はローラー台とその関連アイテムが多く動きました。
ちなみにローラー台の一番人気はWahoo Kickr Core、次点がTacx Neo 2Tでした。

 

4. Wiggle売上ランキング TOP10

LOVE CYCLISTを経由してWiggleで購入された商品の売上ランキング。

  商品 カテゴリ
1 Continental Grand Prix 5000(25c) タイヤ
2 LifeLine ロードインナーチューブ チューブ
3 Oakley Jawbreaker アイウェア
4 dhb Aeronビブショーツ ウェア
5 Campagnolo Zonda C17 ホイール
6 dhb 半袖シームレスベースレイヤー ウェア
7 dhb 軽量メッシュ長袖ベースレイヤー ウェア
8 dhb クラシックビブショーツ ウェア
9 Lizard Skins DSP1.8mmバーテープ バーテープ
10 BeElite シャモアクリーム クリーム

Wiggleは日本に向けた大型商品の配送が3月にできなくなってしまったので(現在は復活)、売れ筋商品はウェアや小物がほとんどとなりました。

ランキングの上位を締めるのは、GP5000・Jawbreaker、Zondaといった王道プロダクト。
またdhbはビブやベースレイヤーが人気でした。ジャージだけはほかのブランドを選ぶという方が多いようですね。

 

編集後記:夏を動かすとき

パンデミックからそのままに梅雨に入り、上半期は正直何度も「LOVE CYCLISTしぬ…」と思いました。

そうやって春は僕たちの背後の見えないところを通り過ぎていきましたが、幸いにも日本の夏は長いので、これからは気持ちとかタスクとか、溜まっていたものが淀まないように積極的に動かすときにあります。

ウィズコロナという状況を踏まえながら、梅雨明けの気持ちはツークリック・シフトアップして夏を動かしていきたいと思います。