
Text/Tats(@tats_lovecyclist)
ロードバイクを続けていると、機材だけでなく広範囲のカテゴリで必要なモノ・欲しいモノが出てきます。
「これあるといいかな」と思ったものを買い続け、気づけば自転車グッズが部屋にあふれる経験は、多くのサイクリストが通る道。
そんなグッズの中でも「一般的なものと比べてちょっとだけ自転車ライフが捗る」と僕が感じているものを、¥3,000(税抜)以下のアイテムに絞ってセレクトしました。
4年前にこの記事を公開してから、年を追うごとに少しずつスタイルが変化しているので、紹介するモノは順次入れ替わっています(今年は5アイテム削除し、10アイテムを追加しました)。これからの豊かな自転車生活の参考にしてください。
*記載価格は2021年4月時点のものです。
1. メンテナンス用品
ELECOM 超強力クリーニングクロス(Mサイズ) – ¥832

もともとスマートフォンやPCの液晶汚れを落とすことが目的のクロスですが、これがアイウェアを拭くのに最適。
“超強力”とうたっている通り、毛足の長い極細繊維のおかげで、軽く撫でるだけでアイウェアの指紋やホコリ汚れが綺麗になります(最初は感動する)。
これまでメガネ拭きでゴシゴシしていましたが、このクロスを使用するようになってからアイウェア掃除が手早く気持ち良くなりました。
拭いたあとの繊維残りもなく、洗濯して繰り返し使用可能。
スマホ・カメラレンズ・テレビなどにも使えるので、家中の液晶がさくっとピカピカになります。
汚れが強いときはクリーナーを併用

ほとんどの汚れは超強力クリーニングクロスだけで落ちますが、こびりついた汚れにはMuc-offの「バイザー・レンズ&ゴーグルクリーナー(¥760)」を併用。レンズにワンプッシュ吹きかけてから拭き取ると、よりクリアな仕上がりになります。
GIZA PRODUCTS アレンキーセット – ¥1,198

ただのアレンキー。それ以上でもそれ以下でもありませんが、使用頻度の高い4・5・6mmだけ色がついています。各サイズ色違いの商品よりも色合いが程よいのでお気に入り。長さも十分あり、普段使いには丁度良い。
Muc-Off C3 ドライセラミックルブ – ¥2,980

パッケージデザインの良いMuc-Off製品。
C3はセラミックコーディング配合のため、ほかのオイルと比べると持続性が高いことを実感できます。潤滑性能については他社製品との違いを感じにくいものの(オイルはだいたいそう)、注油しやすいボトル口とパッケージから、面倒なメンテナンスをちょっと楽しくしてくれるお気に入りアイテムとなっています。
チェンクリーナーもMuc-Offの「drivetrain cleaner」を使用。
ワイプオール 不織布 – ¥659

メンテナンスが超絶ラクになる不織布。
以前は使わなくなったタオルやウェスを使って掃除していましたが、毎回洗うのが面倒で使い捨てできるワイプオールを導入。
簡単なチェーン掃除と拭き掃除は1枚でもまかなえるため、毎回のメンテナンスが手早くできるようになります。コスパ良すぎなので、まだ使ったことのない方にぜひ使ってほしい便利アイテム。
使い捨て手袋 ニトリルグローブ – ¥500(目安)

油汚れが気になるメンテナンスも、薄手の使い捨てゴム手袋であれば、指先の感触を残したまま作業可能。
いつもツールボックスに左右1セット入れておいて、ライド中のトラブル時に使います。あとで手を洗わなくてもOKなのが便利。
もちろん普段のメンテナンスのときにも欠かせません。
以前は¥500前後で購入できましたが、コロナ後Amazon価格が急騰しているため今はドラッグストアなどでの購入を推奨。
トーエー スペシャルクリーナー – ¥1,430

ビンディングシューズは意外と汚れやすいく、特に白シューズは汚れが気になるのでいつも綺麗にしておきたい。
トーエーのスペシャルクリーナーはムース状の泡で汚れを落とすシューケア用品。使わなくなったタオルに泡をつけてシューズを拭くだけで汚れがすぐに落ちます。シューズを洗って乾かす手間が不要なのでとても便利。
スニーカーのゴム部分や革靴にも使えるので、足元のケアが捗る逸品。
2. ライド用小物
KNOG + リアライト – ¥2,376

「値段が高すぎず、明るくて使いやすいリアライトがほしい」というサイクリストに。
決して奇をてらったり、優れた機能が備わったようなものではありませんが、充電などの取り回しがスマートで“何か使いやすい”と思わせてくれるKNOG+。さすがオーストラリアのデザイン集団がつくるプロダクト。
そしてこれが2,000円台というのが素晴らしい(他社と比べても充電式でこの価格はかなりお得)。
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Xplova Bike Tie – ¥2,250

シリコン製の柔らかいスマホホルダー。ハンドル径を選ばずに取り付けられるため、エアロハンドルにもちゃんと付く。
仲間との連絡やルート確認などに使い、スマホをバックポケットから都度取り出すよりも、手元ですぐ操作できるので格段に便利。
必要のないライドのときにはハンドルからすぐに取り外しできるので、バイクに余計なものを取り付けたくないスタイルのサイクリストに最適。
KEGストレージボトル – ¥2,420

ツールボトルはこれまでCondorのものを使用してきましたが、傷や汚れが目立つようになってきたのでSpecialized KEGに差し替え(デザインはIsadoreのオリジナル)。使い勝手良く、パンク修理アイテムが余裕を持って入ります。
単純な小物の取り出しやすさで言えばサイドジップタイプの方が便利ですが、それを上回るスタイルの良さが気分を上げます。
PGYTECH ミニ三脚 – ¥3,266

カメラを持ち運ぶサイクリストが増えていますが、自分が映り込む写真が欲しいときにあると便利なのが、コンパクトな三脚。
PGYTECHのミニ三脚は、伸縮できるので、自撮り棒のように使ったり、地面に置いてリモートシャッターを切ったり。
ハンドルバーバッグにいつも入れて、必要なときに取り出して使います。カメラの三脚穴にもGoProマウントにも対応。
3. ボディケア・補給食
フォームローラー(¥3,300)&マッサージスティック(¥2,900)

ライド後の体のケアは、トレーニングそのものと同じくらい重要なのは多くのサイクリストが実感していると思います。僕自身年齢を重ねるにつれ、アフターケアの有無が翌日のコンディションに大きく影響するようになりました。何もしないと脚の疲労が抜けないだけでなく、肩こりや頭痛まで派生することも。
だから疲れていたり時間がない中でも、短い時間で効果の高いフォームローラーとマッサージスティックを使うようになりました。めちゃめちゃ痛いですが、効果は抜群。ライド後だけでなく、毎晩寝る前にこれを使って体をほぐすようにしています。
・トリガーポイント フォームローラー(Amazon)
・イナーメ マッサージローラー(Amazon)

フォームローラーを使ったコンディショニングは「サイクリストのためのストレングスとコンディショニング(東京書籍)」をベースに行っています。
AHC Natural Perfection 日焼け止め – ¥1,873

手が汚れないスティックタイプの日焼け止め。リップクリームのように肌に塗るだけで完全UVカット。
スポーツ専用のリキッドタイプの日焼け止めは色々出ていますが、塗り直しの手間を考えるとスティック形状で手が汚れないというのが最も重要なポイント。
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POW BAR エナジーバー – ¥300(1本)

“ジャケ買い”したくなる北海道ニセコ発の国産エナジーバー。
白砂糖・添加物・動物性食品を使わず自然素材で作られているので、砂糖で甘さを出しているエナジーバーと比べて体に負担がかからないのが特徴。
甘すぎず、水分量も適度にあるので走行中食べやすい。
ゆっくり吸収されるので、今エネルギーが欲しいというときではなく、エネルギーを持続させたいときに食べます。
ライド以外でも食べても美味しくて、在宅ワーク中にときどき手が伸びてしまう。
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Mag-on エナジージェル – ¥260(1本)

吸収の早いジェルタイプの補給食は、Mag-onを摂取すると特に調子良いと感じます。持久運動や筋疲労に欠かせないマグネシウムとエネルギーが瞬時に摂れるので、疲労を感じ始めるライドの後半に使用。
そしてどろどろで甘々なフレーバーは、疲れてきた体が本能的に求める味。癖になります。
アミノバイタルプロ(14本入)- ¥2,118

パフォーマンスを上げるアミノバイタルはBCAA3800mg配合の「プロ」が最適(通常のものは2200mg) 。
ライド前・カフェ休憩後・帰宅後など状況に応じて摂取します。
コンパクトなので、バックポケットでの持ち運びのほかストレージボトルにも常備しています。
4. 生活用品
バンカーズボックス – ¥2,048〜

自転車を続けていると増えていく小物やパーツ。見えるところに置きたくないメンテナンス用品などを収納するのには、バンカーズボックスがスマート。
頻繁に使わないものは蓋付きの「バンカーズボックス703(¥2,048)」、毎回のライドで取り出すものはバインダー式の「バンカーズボックス4311(¥2,211)」に押し込む。ぐちゃぐちゃに詰めても、外側からはそれなりに雰囲気が出る魔法の箱。
収納のイメージは↓こちらで紹介しています。
ラベル管理はDYMOテープライターで

バンカーズボックスは中身が見えないので、Dymoのテープライター「キュティコン(¥1,355)」で作ったラベルを貼って何があるかをわかるようにします。
パチパチ押すだけでラベルができるちょっと懐かしい感じのアイテム。こういうアナログ感のあるモノを使うと、久しく忘れていた工作の楽しみを思い出しながら整理整頓ができます。
MUJI アルミ洗濯用ハンガー・肩ひもタイプ – ¥350

サイクルウェアがクローゼットに溢れかえる問題は一定数のサイクリストが抱えるものだと思います。特にこれまではビブショーツとジャージをセットで収納する方法に困っていました。普通のハンガーだと肩紐がずり落ちてしまうし、滑り止めタイプだと取り出しにくい。
そんなときに出会ったMUJIのアルミ洗濯ハンガー(肩ひもタイプ)。
肩ひもが引っ掛けられるくぼみのおかげでビブショーツがずり落ちることなく、その上からジャージをかけることで上下セットで収容できます。ハンガー自体の薄さもあって、クローゼットにウェアがすっきりと収まるようになりました。安いのでまとめ買いしています。
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著者情報
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Tats Shimizu(@tats_lovecyclist) 編集長。スポーツバイク歴10年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはFactor O2(ロード)とLS(グラベル)。 |