ロードバイクライフが捗る¥5000以下で買ってよかったモノ<2024年版>

自転車を続けていると、広範囲のカテゴリで必要なモノが出てくる。
「これあるといいかな」と思ったものを購入し続け、気づけば自転車グッズが部屋にあふれる経験は、多くのサイクリストが通る道だと思う。
そんなアイテムの中でも「あるとちょっとだけ自転車ライフが捗る」と感じているものを、¥5,000(税抜)以下のアイテムに絞ってセレクト(記載価格は2024年5月時点のもの)。
7年前にこの記事を公開してから、年を追うごとに少しずつスタイルが変化しているので、紹介するモノは順次入れ替わっている。今年は3アイテム削除し、5アイテム追加した。より良い自転車生活の参考になればと思う。

text / Tats@tats_lovecyclist

1. ライド用小物

キャメルバック PODIUM® ICE – ¥3,936

真夏のライドに欠かせない保冷ボトル。「ポディウムアイス」は通常のボトルの4倍の保冷力で、氷を入れることでキンキンの冷水を2時間以上キープできる(通常のボトルだと氷を入れていても30分で溶ける)。コンビニ休憩のたびに氷を補充する運用で熱中症回避に。
シャワータイプキャップも一緒に使うと身体を効率的に冷やせる。

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TOPEAK ローディTTミニ – ¥4,312

TOPEAK ローディTTミニ

使用機会は少ないものの、いざ使うとなったタイミングでは、いかに手早く作業を終えられるかどうかが重要な携帯ポンプ。
いくつかのモデルを試した上で、TOPEAKの「ローディTTミニ」は携行性、作業性、デザイン、価格すべての面で非常にバランスが良い出来。構造がシンプルで作業が非常に楽なので、出先でのタイムロスを抑えられる

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Premiere かんたん輪行袋 – ¥4,360

premier輪行袋

輪行の手間が面倒だと感じているサイクリストにはこれ。「かんたん輪行袋」は袋の内側にホイールを入れるポケットがあり、肩紐も縫い付けてある。そのため車輪を結んだり紐をくくりつけたりする必要がなく、前後ホイールを外すだけで収納できる。汚れや傷が気になるならチェーンカバースプロケットカバーをつけるだけ。“かんたん”という名称通り、本当に簡単なので、輪行嫌いにおすすめ。20回くらい使用しているが、まだまだ使える。

写真の通りかなり大きいのでライドには持ち運びづらい。ひとつの駅を拠点にする場合はコインロッカーに預けて、往路だけ輪行する場合は行き先にあるコンビニから自宅に送っている。

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fabric Lumaray V2 – ¥4,400

ライトを持たずに出かけてしまうと、思わず時間がかかって夕暮れに差し掛かってしまうことも稀にある。そんなときに決して忘れることのないライトがこれ。

サイコンマウントとサイコンの間にサンドイッチのように挟んで取り付けるので、常に取り付けておいても邪魔にならない。60ルーメンと決してパワフルではないものの、夕暮れの薄明かりの中ではその存在は神々しく、今日もサイコン下の定位置で待機してくれている。

ただし2024年現在、Lumaray V2は入手困難な状況となっており、類似品として「RAVEMEN FR160(¥4,099)」がAmazonで販売されている。

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KNOG + リアライト – ¥2,970

Knog Plus

「値段が高すぎず、明るくて使いやすいリアライトがほしい」というサイクリストに。
決して奇をてらったり、優れた機能が備わったようなものではないが、充電などの取り回しがスマートで“何か使いやすい”と思わせてくれるKNOG+。さすがオーストラリアのデザイン集団がつくるプロダクト。

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2. メンテナンス用品

ELECOM 超強力クリーニングクロス(Mサイズ) – ¥937

超強力クリーニングクロス

もともとスマートフォンやPCの液晶汚れを落とすことが目的のクロスだが、アイウェアを拭くのにも最適。
超強力”とうたっている通り、毛足の長い極細繊維のおかげで、軽く撫でるだけでアイウェアの指紋やホコリ汚れが綺麗になる(最初は感動する)。

これまでメガネ拭きでゴシゴシしていたが、このクロスを使用するようになってからアイウェア掃除が手早く気持ち良くなった。
拭いたあとの繊維残りもなく、洗濯して繰り返し使用可能。スマホ・カメラレンズ・テレビなどにも使えるので、家中の液晶がさくっとピカピカになる。

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汚れが強いときはクリーナーを併用

Muc-off レンズクリーナー

ほとんどの汚れは超強力クリーニングクロスだけで落ちるが、こびりついた汚れにはMuc-offの「バイザー・レンズ&ゴーグルクリーナー(約¥1,000)」を併用。レンズにワンプッシュ吹きかけてから拭き取ると、よりクリアな仕上がりになる。

Squirtチェーンルブ – ¥1,540

ワックス系のチェーン潤滑剤「スクワート」。オイル系と比べるとチェーン汚れがほとんど出なくなるので、チェーン落ちなどで手を汚さなくて済む。500km以上持続し、ディグリーザーを使わずに継ぎ足しOKなのでメンテナンスもラクラク。抵抗少ないし、安いし、良いことづくめ。

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ワイプオールX70 不織布 – ¥1,010

ワイプオールX70

メンテナンスが超絶ラクになる不織布。
以前は使わなくなったタオルやウェスを使って掃除していたが、毎回洗うのが面倒で使い捨てできるワイプオールを導入。
簡単なチェーン掃除と拭き掃除は1枚でもまかなえるため、毎回のメンテナンスが手早くできるようになる。コスパ良すぎなので、まだ使ったことのない方にぜひ使ってほしい。

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使い捨てグローブ – ¥600〜1,000(目安)

メンテナンスグローブ

薄手の使い捨てゴム手袋を携行しておけば、ライド中何かあったときに汚れを気にせず作業できる。かさばらないのでいつもツールボックスに入れている。

Amazon価格を見る

Muc-Off メカニックグローブ – ¥1,969

自宅のメンテナンスにはメカニックグローブを使用。名前に「メカニック」と付いているだけあって、指先のグリップが効いていて細かい作業もストレスにならない。
使い捨てグローブと比較すると、プラゴミを減らせるだけでなく、脱着しやすく蒸れにくいので長時間のメンテナンス作業に向いている。

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トーエー スペシャルクリーナー – ¥1,430

トーエースペシャルクリーナー

自転車シューズは汚れやすいく、特に白シューズは汚れが気になるのでいつも綺麗にしておきたいもの。
トーエーのスペシャルクリーナーはムース状の泡で汚れを落とすシューケア用品。使わなくなったタオルに泡をつけてシューズを拭くだけ。洗って乾かす手間が不要なので、出掛けに汚れに気づいたときなど、時間がないときにあるとうれしい逸品
スニーカーにも使えるので、足元のケアが捗る。

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3. ボディケア・補給食

ブリザマリーナ – UVスティック(¥3,080)& UVリップ(¥1,298)

日焼け止めを出先で塗り直す場合には、手が汚れないスティック形状がベスト。BRIZA MARINA(ブリザマリーナ)のUVスティックはさらっとした塗り心地で、塗布しやすくベタつかない。
ただスティック形状は減りが早いので、ライド前にリキッドタイプをしっかり塗っておいて、スティックタイプはライド中の塗り直しのみに使っている。
唇も日焼けするので、UVリップを塗ることも忘れずに。いずれも夏のバックポケットの常備品。

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スティックタイプのレビューはこちら

Aesop ハーバルボディスプレー – ¥4,070

夏のにおいエチケットのためのボディスプレー。お店に入る前に2〜3プッシュすると、ハーブの香りが汗っぽさを取り除いてくれる。香りは数分で消えていくので、香水のように強く残らなくてライド向き。もちろん普段使いもしていて、汗をかきやすい外出時に重宝している。

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フォームローラー(¥3,982)&マッサージスティック(¥2,900)

フォームローラー&マッサージポール

ライド後の体のケアは、トレーニングそのものと同じくらい重要なのは多くのサイクリストが実感していると思う。僕自身年齢を重ねるにつれ、アフターケアの有無が翌日のコンディションに大きく影響するようになった。
そこで3年前から使うようになったのが、フォームローラーとマッサージスティック。酷使したあとに使うとめちゃめちゃ痛いものの、効果は抜群。ライド後だけでなく、毎晩寝る前にこれを使って体をほぐすようにしている。

・トリガーポイント フォームローラーAmazon
・イナーメ マッサージローラーAmazon

書籍:ストレングスとコンディショニング

フォームローラーを使ったコンディショニングは「サイクリストのためのストレングスとコンディショニング(東京書籍)」をベースに行っている。

マッサージガンも併用。マッサージガンで全体をほぐしてから、さらにマッサージスティックで刺激を与えることでめちゃめちゃすっきりする。

POW BAR エナジーバー – ¥350(1本)

POWBAR

“ジャケ買い”したくなる北海道ニセコ発の国産エナジーバー。
白砂糖・添加物・動物性食品を使わず自然素材で作られているので、砂糖で甘さを出しているエナジーバーと比べて体に負担がかからないのが特徴。甘すぎず、水分量も適度にあるので走行中食べやすい。
ゆっくり吸収されるので、今エネルギーが欲しいというときではなく、エネルギーを持続させたいときに食べる。

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Mag-on エナジージェル – ¥260(1本)

Mag-onエナジージェル

吸収の早いジェルタイプの補給食でもお気に入りがMag-on。持久運動や筋疲労に欠かせないマグネシウムとエネルギーが瞬時に摂れるので、疲労を感じ始めるライドの後半に使うと調子が上がるのを感じる。
そしてどろどろであまあまなフレーバーは、疲れてきた体が本能的に求める味。癖になる。

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4. 生活用品

Anker Eufy(GPSトラッカー)- ¥2,990/ ¥3,990

←タグ型 | カード型→

ライド中に貴重品を落とすと絶望しかないので、万が一のお守りとして、財布と車の鍵にGPSトラッカー「Eufy」を仕込んでいる。
EufyはAppleのAirTagとほぼ同等の機能を備えていて、タグ型の『Security SmartTrack Link』(¥2,990)はキーホルダー代わりに、カード型の『Security SmartTrack Card』(¥3,990)は財布に仕込むのに最適。
Bluetooth範囲内であればiPhoneを使ってEufyの音を鳴らせるので、家の中で見失ったときにも使える。

バンカーズボックス – ¥2,850〜

Bankers Box2種

自転車を続けていると増えていく小物やパーツ。見えるところに置きたくないメンテナンス用品などを収納するのには、バンカーズボックスがスマート。
頻繁に使わないものは蓋付きの「バンカーズボックス703(¥3,098)」、毎回のライドで取り出すものはバインダー式の「バンカーズボックス4311(¥3,135)」に押し込む。ぐちゃぐちゃに詰めても、外側からはそれなりに雰囲気が出る魔法の箱。

収納のイメージは↓こちらで紹介している。

ラベル管理はDYMOテープライターで

DYMO ラベルキュティコン

バンカーズボックスは中身が見えないので、Dymoのテープライター「キュティコン(¥1,980)」で作ったラベルを貼って何があるかをわかるようにします。
パチパチ押すだけでラベルができるちょっと懐かしい感じのアイテム。こういうアナログ感のあるモノを使うと、久しく忘れていた工作の楽しみを思い出しながら整理整頓ができます。

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著者情報

Tats Tats Shimizu@tats_lovecyclist
編集長。スポーツバイク歴10年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはFactor O2(ロード)とLS(グラベル)。